日本は地震大国と言われていますよね。
実際に、世界中で起こるの大きな地震の20%は日本で起きています。
まずは、人命を守ることが第一ですが、生活していく上で欠かせないのが、住まいや家財を保証する保険です。
そこで今回は、建物の地震保険について解説いたします。
地震保険とは?
近年、地震保険に加入する家庭が増えています。
しかし、地震保険は単独で契約することができません。
火災保険とセットで加入するのが一般的です。
すでに火災保険に加入している方は、途中から地震保険を追加することも可能です。
地震保険の補償内容
地震保険は、地震・噴火による津波や火災により、建物または家財が損害を受けた場合に支払われます。
支払われる区分は、全損(保険料の100%)・大半損(保険料の60%)・小半損(保険料の30%)・一部損(保険料の5%)に分かれています。
どの区分も時価に相当する額が限度となっています。
地震保険料の算出は
地震保険料は、対象となる建物や家財がある都道府県によって異なります。
さらに、免震建物・耐震等級・築年数による割引があり、条件を満たす場合に適用されます。
また、地震保険料所得控除制度を利用して、総所得金額から控除することができます。
地震保険は、民間の保険会社のみで運営することは困難とされています。
政府が関わり、法律に基づいた保険料が定められています。
地震保険金が支払われないケース
以下に該当する場合は、地震保険金が支払われません。
・故意による過失の場合
・地震発生から10日以上に経過して起こった損害
・戦争による障害
・地震による紛失や盗難
まとめ
日本は、大きな地震が頻繁に起こる国です。
火災保険は、地震や津波による火災の損害は保証することができません。
地震保険は、地震・噴火が原因の津波により、建物・家財が損害を受けた場合に支払われます。
全額が支払われるわけではありませんが、万が一の際、少しでも安定した生活を送るために、火災保険とセットで地震保険を検討されてみてはいかがでしょうか。
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